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TSウォータータイト開発ストーリー

見た目も操作も普通のドアが、
緊急時にはそのまま安全を守る止水ドアになる。
そんなドアを開発したかった。

ー止水ドアは、防災用の特殊設備という印象ですが、TSウォータータイトは一般的なドアと変わらないそうですね。

SATドアと同じレバーハンドルのSLと、PATドアと同じグレモン装置のPGタイプがあり、どちらも普段どおり閉めるだけで止水できます。追加操作がいらず、真夜中や休日、外出時など、急に駆けつけられない緊急時も安心です。SLタイプは一般的なSATドアを使う場所なら、どこにでも使えます。PGタイプの主な用途は、PATドアを使う機械室などです。

ーなるほど。変わらないと言えば、SLタイプには窓付仕様もありますが。

窓があればドアを開けずに外の様子が確認でき、避難するのか、とどまるべきかの判断が安全にできます。防火設備の要件を満たす網入りガラス窓もあるので、外部面の避難経路にも使えます。

ー開発には苦労が多かったのでは?

設計事務所様やユーザー様に止水ドアのヒアリングをしたところ、「いつものドアに止水性能があれば一番いい」ことがわかりました。止水ドアを、いかに一般的なドアに近づけるのかではなく、SATやPATドアに止水性能を付加する。つまり開発のスタートが、止水ドアではなく一般ドアであって、アプローチが通常とは真逆ですよね。一般と同じ意匠や操作のまま、水圧への強度や止水性能を確保するのには苦労しました。

ーそれらをどうやってクリアされたのですか?

その説明には、かなり時間がかかりますね。ひとつ言えるのは、止水ゴムの工夫でしょうか。中空ゴムにヒレゴムを一体化させて、止水ゴムや締付部を増やさず、一般のドアと同じ意匠、同じ操作で、止水構造を確立しました。これについては、特許を取得しています。

ーご苦労お察しします。少し失礼な質問かと思いますが、通常と変わらないのに、本当に止水できるのか不安なところがあります。

ええ、そんなうまい話があるのかと思われる方は、多いかもしれません。私たちは、止水のエビデンスとして、公的試験機関立会いのもと、実物での止水性能試験をおこない、止水性能を確認しています。

ーなるほど、データがあると安心ですね。 そのほかに、アピールポイントは?

一般的なドアと同様の意匠性でしょうか。ドア厚40mmからで、納まりもいいです。両開きもあり、最大幅SLタイプ2.2m、PGタイプ2.1mの開口部に対応します。SLタイプには電気錠も使え、オートロックも可能です。ゲリラ豪雨や大型台風が多発する中、これまで安全だった場所にも、いつ水の危険が迫るかわかりません。だからこそ普段どおり使え、追加操作なしで止水できるドアが、最も安全だと思います。それが、TSウォータータイトなのです。

東洋シヤッターのTSタイトテクノロジー

一般ドアと同等に使いやすい特殊ドア。
TSタイトシリーズは、そんな理想を実現します。

防音や止水など、特別な性能が求められる特殊ドアはどうしても、一般ドアに比べ使いにくくなりがちでした。東洋シヤッターは、独自のTSタイトテクノロジーを用いて、その問題を解消。操作はもちろん、施工性なども一般ドアと変わらず使いやすい特殊ドア、TSタイトシリーズをこれからも充実させていきます。

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TEL. 06-4705-2110

WEB. https://www.toyo-shutter.co.jp/inquiry/

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